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ポケモンGO、熱中した指名手配犯が捕獲される


ニュース その他分野 作成日:2016年8月8日_記事番号:T00065704

ポケモンGO、熱中した指名手配犯が捕獲される

 世界中でブームとなっているスマートフォンゲームアプリ「ポケモンGO(中国語名・精霊宝可夢GO)」が台湾でも6日にプレー可能となり、さっそく多くのスマホユーザーがダウンロードして楽しんでいる。そんな中、指名手配犯がモンスターの捕獲に夢中になり過ぎて自身が捕獲されるといった珍事件も起きている。

/date/2016/08/08/19pokemon_2.jpgポケモンGO、熱中した指名手配犯が捕獲される(7日=中央社)

 苗栗県頭份市でこのほど、午前3時ごろにバイクに乗りながら片手でスマホを操作し、ポケモンGOをプレーしていた女性(19)を警察が検挙。罰金処分を科すため身分を照会したところ、彼女が1年以上逃亡を続けていた指名手配犯だったことが判明し、逮捕された。

 なお他国と同様、台湾でもポケモンGOのプレーに熱中し過ぎるあまり、事故に遭うというケースが出てきている。

 6日夜、新北市内のトンネルでバイクの転倒事故が発生。バイクに乗っていた男性は警察に対し「車線を変更しようとして道路の導流帯に乗り上げて転倒した」と説明したものの、彼を助けた自動車のドライバーらは地面に投げ出された男性のスマホ画面にポケモンGOのプレー画面が映し出されているのを見逃さなかった。

 また台湾大学の学生も同日夜、友人と一緒に自転車で同大の敷地内にある「酔月湖」へモンスター探しに出掛け、「コイキング」を発見。喜びのあまり捕獲のため湖に向かって突進し、そばにある池に気づかず、水中に転落してしまった。

 なお、ポケモンGOブームは早くも台湾全土を席巻しているようだが、地域によってモンスターの捕獲しやすさに違いがあるようだ。蘋果日報によると、北部では「4時間で199匹捕まえた」、「地元コミュニティー内で35匹捕まえた」といった「大漁」を報告する声が相次ぐ一方、台東県や南投県の郊外ではバイクに乗って1日中モンスターを探し続けて10匹も捕まえられなかったユーザーから「ポケモンまで田舎を差別するのか」と憤慨する声が上がっている。

 一方、台東県では例年、夏になると少年によるバイクの暴走行為が増えるそうだが、ここ数日、バイクに乗った少年の数は増えているものの、大部分は自転車並みの速度で走行。さらに満遍なくモンスターを探すためか、二段階左折の規則もしっかり守っており、ポケモンGOブームが思わぬ効果をもたらしているようだ。