ニュース 金融 作成日:2016年8月9日_記事番号:T00065722
大手金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)は8日、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のマレーシア事業を、中信金傘下の生命保険大手、台湾人寿保険と共同で買収する計画を断念したと発表した。9日付経済日報が伝えた。
中信金と台湾人寿は今年4月、RBSマレーシア法人の全株式を7億3,990万マレーシア・リンギット(約200億円)で買収すると発表していた。これに付随して、RBSがマレーシアのラブアン連邦直轄区に設置したオフショア銀行部門(OBU)の資産を中信金が1億2,390万米ドルで買収することになっていた。
今回の買収計画は、RBSのマレーシア撤退に合わせたもので、双方は今年11月15日までに買収手続きを終える予定だった。
中信金の高麗雪・資深副総経理は「関連書類の準備が間に合わず、台湾とマレーシアの監督当局に期限までに提出できない見通しとなった。RBSのマレーシア撤退のスケジュールを遅らせることになるため、やむを得ず断念した」と説明した。
消息筋によると、中信金は約半月前に金管会に買収を断念する可能性があることを電話で伝えていたという。
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