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作成日:2008年4月3日_記事番号:T00006573
エイサーのノートPC、11年に世界最大手目指す
宏碁(エイサー)のジャンフランコ・ランチ総経理は1日、ノートブック型パソコン(ノートPC)分野で、2011年までに世界1位を目指す考えを語った。エイサー創業者で智融集団(iDソフトキャピタル)の董事長である施振栄氏は2日、この発言について「妥当だ。10年に達成できればなおよい」と語った。3日付経済日報などが報じた。
エイサーは昨年、ノートPC出荷台数が1,664万台の2位で、首位のヒューレット・パッカード(HP)は2,330万台だった。市場シェアは、エイサーが16.2%、HPは21.7%、3位のデルは14%だった。デスクトップ型も含めたパソコン全体の市場シェアは、HPが18.2%で首位、2位はデルで14.2%、エイサーは7.9%の3位だった。
施氏は、エイサーはコストを抑えた製品によって経済成長の著しい欧州、アジア市場でリードしており、優勢にあると分析した。また、ランチ総経理が、将来生き残るのは5社と語ったことについて、エイサーのほか、華碩電脳(ASUS)と中国最大手の聯想集団(レノボ)もこれに含まれるという見方を語った。
エイサーは、今年は売上高200億米ドル、ノートPCの販売台数2,500万台、11年の売上高で300億米ドルを目指す。