ニュース 電子 作成日:2016年8月10日_記事番号:T00065734
決算報告書の虚偽記載の疑いで検察の捜査が入り、上場廃止の観測が流れていることに対し、NAND型フラッシュメモリーコントローラーIC設計の群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は9日、上場は廃止しないと強調した。10日付工商時報などが報じた。
ある大手会計士事務所は先日、ファイソンは8月15日までに虚偽記載疑惑のある過去6年半の決算報告書を再作成できなければ、上場廃止を迫られるとの見方を示していた。これに対し、店頭市場に当たる証券櫃台買売中心(櫃買中心、GTSM)の黄炳鈞副総経理は、虚偽記載疑惑のある決算報告書の再作成は要求していないと説明した。ファイソンは11日に第2四半期決算を発表する予定だ。
メモリーモジュール世界最大手の米キングストンテクノロジーは、モバイル端末用のeMMC(埋め込み型マルチメディアカード)やSSD(ソリッドステートドライブ)などに、ファイソンのNAND型フラッシュメモリーコントローラーICを搭載しており、これまで10年以上にわたる協力関係は今後も変わらないとの考えを示した。キングストンはファイソンの法人株主2位だ。
なおファイソンの株価は10日、取引開始直後に売りが先行し前日比12元安の207台湾元(約670円)を付けたが、その後反転し、終値は前日比4元安の215元だった。
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