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エルピーダ坂本社長、茂徳と提携交渉認める


ニュース 電子 作成日:2008年4月3日_記事番号:T00006578

エルピーダ坂本社長、茂徳と提携交渉認める

 
 DRAM大手エルピーダメモリの坂本幸雄社長は2日、台北で記者団に対し、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)との提携に向けた交渉を進めている事実を認めた。3日付経済日報が伝えた。

 坂本社長は「茂徳とは確かに交渉を行っているが、対外的にそれ以上のことを明らかにできる段階ではない」と述べた。その上で、「エルピーダがDRAM世界シェア首位を目指すという姿勢は明確で、シェア拡大に役立つことであれば何でもする」と強調した。

 また、同社が3月31日に4月のDRAMスポット価格を20%値上げすると発表したことについて、坂本社長は「DRAM業者の多くは赤字状態で、値上げの時期に来ている。昨年DRAM相場は大きく下落したので、今年の値上げは困難なことではないとみている」と述べた。

 今後のDRAM出荷価格については、1ギガバイトDDRメモリーを現在の1.8米ドルから年末までに3.5~4米ドルに値上げする考えを示した。坂本社長は「値上げは業界の健全な発展が目的だ。もし値上げしなければ、多くの業者が損失に耐えられず倒産し、市場システムが徹底的に破壊される」と指摘した。