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麻油鶏フェスティバル、チャンピオンは20年の老舗


ニュース 社会 作成日:2008年4月7日_記事番号:T00006585

麻油鶏フェスティバル、チャンピオンは20年の老舗

 
 「麻油鶏」と言えば、鶏肉をごま油で炒めてから米酒で煮た濃厚なスープのこと。台湾では妊婦が出産後に飲む習慣があるほか、冬場に体を温める代表的な料理でもある。

 では、全土で人気ナンバーワンの麻油鶏店は?中華民国養鶏協会が6日、台北市西門町の紅楼広場で初めて開催した「台湾麻油鶏フェスティバル」で、その答えが明らかに――。

 人気麻油鶏店の決戦は、3カ月間にわたる10万人以上のネット投票を経て勝ち残った14店を対象に、専門家7人と一般市民50人が審査に当たって行われた。その結果、「阿宏烏骨鶏」(台北市双城街)が堂々初代チャンピオンの座に輝いた。同店はネット投票でも2万1,370票を獲得して首位だった。

 開業20年以上の老舗、阿宏烏骨鶏の店主、洪安宏さんは、「ごひいきのお客さんが口コミで宣伝してくれたおかげ」と謙虚だ。

 同店の麻油鶏は1杯90台湾元(約300円)。一般の麻油鶏は地鶏を使うのに対し、同店では台湾南部産の烏骨鶏を使っているのが特色で、麻油は雲林県北港産のもの、米酒は異なる2種類のものをミックスして使う、となかなかこだわりを持っている。 

 2位はネット投票で1万8,354票を獲得した「菊林麻油鶏」、3位は同じく1万3,039票獲得の「正港元福麻油鶏専売店」。両店はいずれも台北市吉林路に店を構える老舗だった。

 主催者はこの日、一般市民に1,000杯分の麻油鶏を無料で振る舞ったが、気温30度の暑さの中、長時間並んで麻油鶏を食べた女性が、熱中症で病院にかつぎこまれるアクシデントも。幸い、大事には至らなかったという。