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蕭次期副総統、胡錦濤主席と会談へ


ニュース 政治 作成日:2008年4月7日_記事番号:T00006586

蕭次期副総統、胡錦濤主席と会談へ


 蕭万長次期副総統が、11日から中国海南省で開かれる「博鰲(はくごう)アジアフォーラム」第7回年次総会への出席を計画しており、期間中に中国の胡錦濤国家主席と会談する見通しであることが6日までに分かった。

 7日付聯合報などによると、蕭次期副総統は「両岸共同市場基金会董事長」という民間人の立場で出席するが、中台によるこれまでで最高レベルの接触となる。

 博鰲フォーラムは11日から13日まで開かれる。同行筋は「出席するのは民間の経済貿易フォーラムであり、議題は経済貿易関係に限られ、政治問題は避ける」と述べた。蕭次期副総統は過去にも5年連続で同フォーラムに参加していた。今回は次期副総統という立場で出席の可否が不透明だったが、4日になって出席可能との連絡を受けたという。

 ただ、蕭次期副総統が民間人の立場とはいえ、中国を訪問することについては、中国が主張する「一つの中国」政策に利用されかねないとの懸念の声も上がっている。

 張俊雄行政院長(民進党)は、「接触は両岸(中台)間の尊厳、自主、対等の原則によらなければらならず、特定の目標を達成するために市民の利益を犠牲にしてはならない」とした上で、台湾が矮小(わいしょう)化されるのではないかとの指摘に対し、「当然懸念しているが、最大限の期待もしている」と述べた。