ニュース 医薬 作成日:2016年8月17日_記事番号:T00065877
中央研究院(中研院)の陳佩燁副研究員ら研究チームはこのほど、カレーの原料として使用されるウコン(ターメリック)に含まれる「ヒドロキシ基クルクミン」の派生物がアルツハイマー病の予防に効果があることを突き止め、学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に論文を掲載した。17日付蘋果日報が報じた。
陳副研究員(左)は、既に新薬開発に向け製薬会社と交渉しているとコメントした(16日=中央社)
学界ではインド人のアルツハイマー病の発症率が低いことから、これまでクルクミンがアルツハイマー病発症の主因の一つとされるアミロイドβペプチドを脳内で分解する「ネプリライシン(NEP)」を活性化させるとみられていた。しかし、今回の研究結果はマウスによる動物実験で、有効物質がクルクミンではなく、多ヒドロキシ基クルクミンの派生物であることを割り出したものだ。研究チームは既に特許を取得しており、今後は台湾の製薬会社による商品化が期待される。
陳副研究員は「ヒドロキシ基クルクミンの派生物はウコンエキスから抽出しないと十分な量が得られず、単にカレーを食べただけでは効果が限られる」と説明した。
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