ニュース 金融 作成日:2016年8月17日_記事番号:T00065879
中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)は今年3月、タイの金融持ち株会社、LHフィナンシャルグループ(LHFG)に166億タイバーツ(約480億円)を出資し、株式35.6%を取得すると発表したが、予備審査が難航している。17日付経済日報が報じた。
金融監督管理委員会(金管会)銀行局は「中信金の内部作業には不適切な点がある上、法律に優先する道徳基準にも改善すべき点がある。書類提出は改善後になる」と述べ、計画が依然予備審査段階にあることを明らかにした。
中信金は16日、「LHFGへの資本参加計画は確かに予備審査段階にある。積極的に金管会と意思疎通を図っていきたい」と述べ、現時点では投資契約の期限である今年末までに認可を取得できると見込んでいることを明らかにした。
中信金は今月、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のマレーシア事業を、中信金傘下の生命保険大手、台湾人寿保険と共同で買収する計画を断念したばかりだ。LHFGへの出資まで難航することになれば、中信金の東南アジア進出計画にさらに大きな狂いが生じそうだ。
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