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台湾名義によるWHO加盟申請、馬次期総統は反対


ニュース その他分野 作成日:2008年4月7日_記事番号:T00006589

台湾名義によるWHO加盟申請、馬次期総統は反対

 
 馬英九次期総統は4日、中央社のインタビューに答え、「台湾」の名義による世界保健機関(WHO)加盟申請に反対する立場を強調し、現在のところ「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」に代わる名称はないとの考えを示した。また、「国際的な枠組みをひっくり返すことは不可能であり、中国との相互関係から外交問題を見る必要がある」と語った。5日付自由時報が報じた。

 これに対し外交部では、今年のWHO加盟の申請方式については今週、外交部と国家安全局が協議を行う予定で、馬次期総統の発言については「コメントしない」としている。

 昨年も「台湾」名義によりWHOへの加盟申請が出されたが、米国、日本、欧州連合(EU)ともに反対し、外交関係にある友好国の中にも「下痢」を理由に採決を欠席した国も出た。

 一方、行政院の謝志偉スポークスパーソンは、「どのような名義が加盟の可能性を高めるかについては議論の余地があるが、なぜ最初から『台湾』を放棄するのか」と疑問を呈し、総統選挙が終った後、馬氏の態度が変化したと批判した。