ニュース 社会 作成日:2016年8月18日_記事番号:T00065913
スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」が大きなブームとなり、多くのユーザーが日夜、モンスターの「捕獲」に精を出す中、モンスターが多く出現する各地の公園などでは、人出に目をつけた屋台が軒を連ねるようになり、夜市(ナイトマーケット)さながらのにぎわいを見せている。しかし、公園での屋台開設は禁止されている上、ごみの散乱、違法駐車の増加など近隣住民にとっては悩みの種となっているようだ。
行啓紀念館(雲林県斗六市)では、ポケモンGOユーザーがたばこをポイ捨てして問題となっている(中央社)
彰化市では、以前はひっそりとしていた延平公園が、ポケモンGOユーザーが大挙して押し寄せるスポットと化し、多くの屋台が終結。中には大手スーパーマーケットまでが洗車用シャンプーを販売する露店を開いている。このため同公園にはさらに多くの客が集まるようになり、周辺は違法駐車であふれている状態だ。
また同県員林市役所前の公園も毎夜、大勢のユーザーがポケモンの捕獲に訪れ、屋台が開設されるようになったため、朝になるとごみが散乱。市役所職員によると、子供連れでやってくる若い夫婦も多いそうで、市役所入口に設置されているマガジンラックにおむつが放置されるというケースもあったという。
台南市でも多くの公園がポケモンGOユーザーが集まることでトラブルが頻発。同市公園管理処には近隣住民から苦情が数多く寄せられており、これまでに屋台の違法開設、ごみのポイ捨て、バイクの違法駐車などによる検挙が6件発生している。
桃園市中壢区の中正公園では、ポケモンGOのプレー中にバッテリー切れを起こしたユーザーに充電サービスを提供する業者が出現。料金はフル充電1回に付き50台湾元(約160円)だ。ただ同公園では商業行為が禁止されており、区は「取り締まりを強化する」とコメントしている。
こうした中、各県市の政府は、公園でポケモンを捕獲する行為は歓迎するが、法とモラルを守って楽しむよう呼び掛けている。
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