ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065978
米国における台湾製のアメリカ石油協会(API)規格の原油輸送用鋼管に対する反ダンピング(不当廉売、AD)課税措置を受けて、同製品を生産する天声工業が米国際貿易裁判所に行った異議申し立てに対し、このほど天声の訴えが認められる判決が下され、関税率が従来の2.43%から0%に引き下げられることとなった。9月にも正式発表される見通しで、燁輝企業(YP)、高興昌鋼鉄(KHC)なども恩恵を受ける。23日付経済日報が報じた。
米国際貿易委員会(ITC)は2014年8月、台湾、韓国など6カ国・地域から米国に輸出されるAPI鋼管が国内産業に損害を与えていると認定し、反ダンピング関税率の適用を決めていた。
天声工業の張水圳董事長は「台湾製API鋼管に対する反ダンピング課税は、詳細に調べてみると不合理だと分かり、当社の製品にダンピングの事実はないということを証明するために訴えた」と説明。天声の訴えが認められた結果を受け、同じくゼロ関税の恩恵を受ける台湾の業界からは同社に対する称賛の声が相次いでいる。
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