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シャープの戴正呉社長、「2年以内に黒字化達成」


ニュース 電子 作成日:2016年8月25日_記事番号:T00066025

シャープの戴正呉社長、「2年以内に黒字化達成」

 シャープ社長に就任した鴻海精密工業の戴正呉副総裁は日本メディアのインタビューに応じ、「2年以内に黒字化を達成したい」と発言した。鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長はシャープと買収契約を結んだ際、「黒字化は個人的には2年で可能と考えているが、4年と言っておく」と述べたが、呉社長はさらに期限を前倒しした形だ。25日付工商時報が報じた。

 また、シャープは今年3月に債務超過に陥り、8月1日に東京証券取引所1部上場から2部へ降格したことについても、呉社長は1部復帰を目指す方針を示した。

 シャープの黒字化に向けて呉社長は、UMCスロバキア社と中国の海信集団(ハイセンスグループ)にブランド供与している欧州および米国でのテレビ事業の主導権を取り戻すため、9月にも人員を欧米に派遣する計画とされる。

 同社はまた、太陽電池製品の中国市場での販売も検討しており、既に大規模太陽光発電所(メガソーラー)向け試験販売による市場調査を開始したとされている。