ニュース 電子 作成日:2016年8月25日_記事番号:T00066028
25日付電子時報によると、アップルが間もなく発表するとされるスマートフォン「iPhone」の新機種は急速充電に対応し、電源管理ICがアップグレードされるほか、20ボルトの電源ユニットが付属となるとの観測が出ている。これにより、世界で急速充電関連IC市場の成長が加速する見通しだ。
スマホ市場では多くのメーカーが急速充電への対応を重要なマーケティング戦略に採用してきたが、クアルコムが開発した「クイックチャージ」や聯発科技(メディアテック)の「ポンプエクスプレス」といったスマホ向け急速充電技術が毎年のように更新され、最終的な規格が定まっていない上、電源管理IC、アナログIC、電源ユニットなどのアップグレードも必要となるため、ハイエンド製品への採用にとどまっていた。
しかし、クアルコムやメディアテックの急速充電規格が既に「第3世代」となっている上、消費者も充電の速さを重視するようになってきており、今年上半期にはロー~ミドルエンドのスマホにまで第2世代の急速充電規格への対応が浸透しつつある。
こうした中、昂宝電子(オンブライト・エレクトロニクス)、立錡科技(リッチテック・テクノロジー)、致新科技(グローバル・ミックスドモード・テクノロジー、GMT)など台湾のアナログIC業者はクアルコムとメディアテックの双方と協力する動きを見せており、急速充電が普及すれば業績に大きな恩恵を受けそうだ。
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