ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

馬次期総統、ソニー社長に調達拡大要請


ニュース 電子 作成日:2008年4月7日_記事番号:T00006604

馬次期総統、ソニー社長に調達拡大要請

 
 馬英九次期総統は3日、台湾を訪れたソニーの中鉢良治社長と30分にわたり会談し、同社の台湾での調達拡大を求めた。4日付中国時報などが伝えた。

 双方は席上、ソニーの台湾からの調達拡大、技術開発、中台間の直航などに関して意見交換を行った。特に馬次期総統は、ソニーの台湾での調達規模が外国企業で3位である点を挙げ、「(ソニーによる)調達規模は毎年100億米ドルに迫っており、さらに調達を拡大してほしい」と述べた。また、中国市場の共同開発に向けた戦略提携も提唱した。

 馬次期総統によると、中鉢社長は液晶パネル分野での調達と投資について、「ソニーと韓国(サムスン電子)やシャープとの提携は、台湾企業との交流には影響しない」と強調した。

 中鉢社長は日本、台湾、韓国の液晶パネル生産能力を生かして、液晶テレビ市場シェアを15~20%まで高めることを目標に掲げた。

 市場関係者は、ソニーの台湾からの液晶パネル調達量が今年は前年を75%上回る550万枚、調達金額は720億台湾元(約2,400億円)に達すると予想している。