ニュース 電子 作成日:2016年8月26日_記事番号:T00066049
中小型液晶パネルメーカーの中華映管(CPT)は、パネル市場の供給不足を受けて第4.5世代と第6世代工場の全2工場がフル稼働状態となっており、年末まで受注見通しが立っている。パネル価格も上昇が続いていることから、下半期は財務状況の改善を期待している。林盛昌同社総経理はパネル市場の今後の展望について、来年第1四半期の非需要期が鍵で、その時期に横ばいを維持できれば来年はかなり期待できるとの見方を示した。26日付工商時報などが報じた。
中華映管の今年の製品別売上比率は、スマートフォン用パネルが40%まで下落、タブレット端末用が25%、車載用が約30%を占める。林総経理は、スマホやタブレット用は供給不足となっているが、車載用は顧客に安定供給を約束していること、および利益率が最も良いことから絶対に供給を中断できないと語った。
中華映管は昨年第4四半期に第4.5世代工場2基のうち1基の稼働を停止させ、現在は新製品の開発用に充てている。同工場の製品は販売することはなく、今後も出荷製品用に再稼働させる考えはないという。
中国・福建省莆田市に建設中の第6世代工場は9月末にも建屋本体が完成し、来年第2四半期には量産を開始する見通しだ。アモルファスシリコン(a-Si)パネルだけでなく、IGZO(酸化物半導体、イグゾー)パネルも投入する。
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