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航空機部品の漢翔、台塑・CSCなどと調達契約へ


ニュース 機械 作成日:2016年8月30日_記事番号:T00066110

航空機部品の漢翔、台塑・CSCなどと調達契約へ

 航空機・部品メーカー、漢翔航空工業(AIDC)の廖栄鑫董事長は29日、宇宙航空産業連盟「Aチーム」に属する▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)▽中国鋼鉄(CSC)▽栄剛材料科技(グロリア・マテリアル・テクノロジー、GMTC)▽中鋼鋁業(CSアルミニウム)▽永虹先進材料(UHTユニテック)──といった原材料メーカーと9月2日に調達契約を締結すると明らかにした。これにより「Aチーム」の原材料メーカーが初めて漢翔のサプライチェーン入りを果たすことになる。30日付工商時報が報じた。

 廖董事長は、宇宙航空産業向け原材料は現在、少数の海外大手メーカーが市場をほぼ独占しているが、CSCやGMTC、台塑はいずれも優れた研究開発(R&D)能力を備えており、今回の契約を通じて台湾の原材料メーカーが宇宙航空市場に参入できるよう、認証取得に協力したいと語った。

 なお漢翔は最近、今回契約を結ぶ原材料メーカーを含めた「Aチーム」会員企業の製品をロールス・ロイス、サイテックインダストリーズ、ハネウェルといった顧客に推薦し、商談へとつなげている。またGMTCは、三菱航空機が開発した初の日本産ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)のサプライチェーン入りを果たしている。