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TSMC12インチ工場、システム障害で数億元の損失


ニュース 電子 作成日:2008年4月7日_記事番号:T00006612

TSMC12インチ工場、システム障害で数億元の損失

 
 新竹科学工業園区(竹科)内にある台湾積体電路製造(TSMC)の12インチウエハー工場、Fab12が、3日早朝6時からシステム障害により生産ラインが停止し、復旧に36時間を要した。5日付経済日報が伝えた。

 Fab12の売り上げは、最大で同社全体の30%を占めるとみられ、今回のシステム障害による損失は約4億~5億台湾元(約13億3,000万~16億6,000万円)に上ると予測されている。Fab12は、米エヌビディアやAMD、クアルコムなど、大口顧客向け製品の主力工場でもあるため、市場では今月の出荷に対する影響が懸念されている。

 TSMCは、システム障害の発生後、直ちに人力作業に切り替えており、出荷への影響は小さいと説明した。同社はまた、クレディ・スイス証券主催のフォーラムで、今年第2四半期の売上高の前期比増加率は、9%に満たないという見通しを明らかにした。