ニュース 石油・化学 作成日:2016年9月2日_記事番号:T00066192
工業ガス世界最大手の独リンデグループは1日、台中市台中港の中港加工出口区(輸出加工区)に電子ガスの研究開発(R&D)センターを設立した。投資額は約500万ユーロ(約5億8,000万円)。同社は、さらに高密度、高純度で安定した品質のガス製品を供給し、顧客の技術向上に貢献したいと抱負を語った。2日付経済日報が報じた。
リンデは1日、電子工業用特殊ガス(ESG)の共同R&Dで工業技術研究院(工研院)と提携覚書を交わした(1日=中央社)
同社の台中進出は、台湾積体電路製造(TSMC)への供給を視野に入れたものだ。TSMCは中部科学工業園区(台中市、中科)のFab15工場で今年末または来年初頭に10ナノメートル製造プロセス製品を量産、その後もさらなる先進プロセス製品の生産を進めるため、電子ガスの安定調達が必須となる。
リンデはTSMC以外にも、▽聯華電子(UMC)▽マイクロン・テクノロジー▽華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)▽友達光電(AUO)▽群創光電(イノラックス)▽新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)──などにも製品を供給している。
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