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中台のサバヒー契約養殖、「政治圧力」と漁民抗議


ニュース 農林水産 作成日:2016年9月2日_記事番号:T00066201

中台のサバヒー契約養殖、「政治圧力」と漁民抗議

 中台間での大衆魚サバヒー(虱目魚)の契約養殖再開を目指す養殖業界の動きに行政院農業委員会(農委会)漁業署が政治的な干渉を行ったとして、台南市の漁業関係者が1日、同市内でサバヒーを投げ捨て、民進党の党員証を焼くなどの抗議活動を行った。2日付聯合報が報じた。

/date/2016/09/02/14fish_2.jpg漁業関係者100人以上が抗議活動に参加した(1日=中央社)

 中台間でのサバヒーの契約養殖協力は5年間試験的に実施されてきたが、昨年更新されなかった。そのため、台南市サバヒー養殖協会は今月、来年からの契約養殖再開に向け、中国を訪問し交渉を行う予定だった。

 しかし、漁業署が先月、「政治的内容に関わる協力行為は監督機関の許可なく行ってはならない」とする通達を行い、漁民の反発を招いた。

 漁業署の基本的立場は、民間団体が中国側と協定を結ぶ際には、両岸人民関係条例を守るように求めたものだ。同署の黄鴻燕副署長は「政府が漁民の生計を断つわけがない。通達は漁民が法律に触れないための呼び掛けだったが、誤解されてしまい残念だ」と述べた。