ニュース 電子 作成日:2016年9月8日_記事番号:T00066282
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の株価終値は7日、同社がプロセッサーの生産を手掛けるアップルのスマートフォン新機種「iPhone7」が発表されたこと、および同社が第4四半期の売上高について「今期よりそれほど落ち込むことはない」との見通しを示したことなどを背景に前日比5台湾元(約16円)上昇し、過去16年で最高となる184元を付けた。これによりTSMCの時価総額は過去最高の4兆7,700億元(約1,520億米ドル)に増え、インテルの1,730億米ドルを追い上げている。8日付工商時報が報じた。
TSMCについては最近、外資系証券会社の多くが目標株価を200元以上に引き上げており、ドイツ証券(香港)の目標株価、205元を基に計算すると時価総額は米ドル換算で1,700億米ドルに達することになる。
台新証券投資顧問(台新投顧、TSIA)の黄文清・研究部協理は、TSMCは近年、モバイル通信、モノのインターネット(IoT)など新たな分野での発展に積極的に取り組んでおり、業績が大幅に成長していると指摘。一方、インテルの製品は多くが成熟期を迎え、事業のシフトチェンジに注力しているものの業績では苦戦が続いており、時価総額でTSMCが同社を超える可能性はあるとの見方を示した。
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