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富喬工業、ガラス繊維工場に46億元投資


ニュース その他製造 作成日:2008年4月8日_記事番号:T00006631

富喬工業、ガラス繊維工場に46億元投資


 富喬工業(フルテック・ファイバー・グラス)は7日、2基目のガラス繊維炉建設に46億台湾元(約155億円)を投資することを取締役会で決議した。建設地は中部科学園区虎尾園区(雲林県虎尾鎮)で、2010年初めの操業開始を見込む。ガラス繊維の生産能力を現在の年3万6,000トンから4万5,000トンに引き上げ、5年以内に電子用ガラス繊維、シートの一貫生産を確立する。8日付経済日報が伝えた。

 同社は電子用ガラス繊維シートの新工場が今月操業を開始したばかり。今後は世界最大級のガラス繊維工場を建設することで、競争力をさらに高めたい構えだ。

 同社はまた、ガラス繊維事業部とガラス繊維シート事業部を新設し、総経理にそれぞれ張晋碩・斗六工場長、彭文相副総経理を任命した。

 電子用ガラス繊維業界では、台湾ガラスと南亜塑膠(南亜プラスチック)が投資した南亜必成をはじめ、徳宏工業がガラス繊維工場の大強森複合材料(AJ)を買収するなど、川下と川上を統合する動きが進んでいる。

 富喬工業の張平沼董事長は、「自己資金と銀行からの借り入れ、社債発行などで資金調達を行う。国際的なプライベートファンドも投資に関心を示している」と述べた。