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自動車各社の完成車、部品輸出が減少


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年4月8日_記事番号:T00006632

自動車各社の完成車、部品輸出が減少

 
 中華汽車工業、裕隆汽車、国瑞汽車、福特六和など日本メーカーと協力関係にある台湾の自動車メーカー各社は、中国や東南アジアでの現地生産化が進行したことを受け、1~3月期の完成車と部品の輸出が前年同期比16.0%減の10億5,026万米ドルにとどまった。各社は輸出戦略を練り直し、通年で輸出の伸びを確保したい構えだ。8日付工商時報が伝えた。
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 中華汽車は、インドのプレミアグループに対する技術供与契約を結んだほか、三菱デリカをベースにしたクライスラーの商用車ブランド「ドッジ」をメキシコに輸出する。下期には「ジンガー」向け部品のベトナムへの輸出を開始する。一連の動きで完成車輸出は5,000~6,000台に達し、完成車と部品の双方で少なくとも前年比10%の伸びを確保する構えだ。

 裕隆汽車は鄭州日産汽車向けにスポーツ多目的車(SUV)のセレナ向け部品の輸出を見込む。また、日産の生産拠点多角化に対応し、日本、韓国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどへの部品輸出を行う。また、ディーゼル商用車キャブスターをメキシコ向けに5,000台輸出する予定だ。完成車と部品で年間100億台湾元(約337億円)の輸出を見込む。

 福特六和はフォードのSUVエスケープを4~6月期からロシアに輸出するなどして、完成車と部品で年間50億元の輸出を見込む。