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直航実現で寧波投資は不要に、王永慶氏が発言


ニュース 石油・化学 作成日:2008年4月8日_記事番号:T00006636

直航実現で寧波投資は不要に、王永慶氏が発言

 
 馬英九次期総統は7日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)創業者の王永慶氏と会談し、台プラの第6ナフサプラントがある雲林県麦寮郷の港を、将来、中国との直航拠点港の一つに含める考えを示した。これを受け王永慶氏は、会談後の記者会見で「直航実現なら寧波(中国福建省)への投資は不要」と発言し、台プラが寧波市で進めてきた石化プラント計画(大エチレン計画)が頓挫したことを裏付けるものだとして、業界の注目を集めた。8日付経済日報が報じた。

 この発言について息子の王瑞華台塑集団副総裁は、「父が言いたかったのは、麦寮も寧波も条件に差はなく、直航が実現すれば麦寮から直接中国に出荷できるため、必ずしも中国に投資する必要はなくなるということだ」と説明した。大エチレン計画についても、「政府の許可があれば計画を継続する」と語った。

 また、王永慶氏は馬、蕭の両氏について「中華民国史上最も愛情のある正副総統だ。2人が台湾の指導者となることは、全世界の中国人にとって幸せなことだ」と讃えた。