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エルメスの許金栄董事長、太陽電池業界に転身


ニュース その他製造 作成日:2016年9月12日_記事番号:T00066374

エルメスの許金栄董事長、太陽電池業界に転身

 半導体の電子ビーム式検査装置最大手、漢微測科技(エルメス・マイクロビジョン、HMI)の許金栄董事長はこのほど、同社が属する漢民科技(エルメス・エピテック)グループ傘下の宏徳投資を通じ、太陽電池大手、新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)と共同で太陽電池要導電ペーストメーカー、致嘉科技(EXOJETテクノロジー)に出資し、自身が同社董事長に就任したことを明らかにした。12日付経済日報が報じた。

 許氏は一代でエルメスを業界最大手に育て上げたが、1,000億台湾元(約3,200億円)でオランダの半導体露光装置大手、ASMLへの売却を決め、経営職から身を引く考えを示している。

 致嘉科技は聯華電子(UMC)傘下の宏誠創投とセラミック素材メーカー、中国製釉集団(中釉)により合弁で設立されたが、その後、両社とも持ち株の大部分を売却している。

 許氏によると致嘉科技は現在、中国の太陽電池メーカーを主な顧客とするほか、ネオソーラーも同社製品を採用しており、単月売上高は2億元を突破。今年第2四半期に単期での黒字転換を果たしている。今後は自身が経営を主導することで業界大手の碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)に競争を挑む構えだ。