ニュース 医薬 作成日:2016年9月12日_記事番号:T00066375
医療消耗品や医療機器の製造を手掛ける太平洋医材(PAHSCO)が建設中の苗栗県銅鑼郷の第2工場が今月中に完成する見通しとなっており、来年より台湾市場向けに供給を開始する予定だ。また今後、日本、米国、欧州などによる工場の認証検査を経て2018年より海外向け出荷を開始する方針で、新工場がフル稼働すれば同社売上高は2倍に成長すると証券会社は予測している。さらに同工場では利益率の高い「クラス3」の医療器材生産も検討しており、これが実現すれば粗利益率も大幅に上昇すると見込まれる。12日付経済日報が報じた。
太平洋医材は主にたん吸引装置用チューブ、集尿袋用チューブ、ドレーン(誘導管)などチューブ類を主に生産しており、これら製品が売上高の90%以上を占める。また受託生産とブランド事業を並行して手掛けており、このうち、密閉式たん吸引装置用チューブ市場では世界2位の地位にある。
同社ではブランド事業の将来性および生産能力の逼迫(ひっぱく)状況を考慮して昨年、銅鑼第2工場の建設計画を始動させていた。
なお同社の今年上半期の売上高は前年同期比26.1%増の9億400万台湾元(約29億円)、純利益は68.8%増の1億9,400万元だった。
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