ニュース 建設 作成日:2016年9月12日_記事番号:T00066378
台北市は10日、市内各地の液状化危険度をインターネット上の地図で検索できるシステム(http://soil.taipei/)を発表した。これによると、総統府や毎日大勢の観光客が訪れる台北101ビル、重要交通拠点の台北駅などが「高リスク地域」に含まれることが明らかとなった。11日付中国時報などが報じた。
同マップは公開された10日午前9時30分から午後9時までに閲覧回数が延べ7万1,000回に上った(10日=中央社)
同システムは住所を入力して検索すると該当地域の液状化リスクが表示される仕組みだ。強い地震発生時に深刻な液状化現象が起きる可能性がある高リスク地域は赤色、中度の影響を受ける可能性がある中リスク地域は黄色、軽度の影響を受けると予想される低リスク地域は緑色、液状化リスクのない地域は灰色でマップ上に表示される。
台北市政府工務局によると、今回は同市の45.6%の地域について分析を行った結果、高リスク地域が全体の17.4%、中リスク地域が8.7%、低リスク地域が1.5%、リスクのない地域が3.5%を占めた。
なお同システムで自宅が高リスク地域に含まれた市民からは地震時の倒壊を懸念する声が聞かれるが、専門家は「住宅地では適切な基礎工事が行われるため、液状化と建築物の安全性に直接的な関係はない」と指摘している。
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