ニュース 石油・化学 作成日:2016年9月13日_記事番号:T00066393
台湾の石化大手や中国の中国石油化工集団(シノペック)が中国福建省の古雷半島に共同で設置を計画している石油化学プラントについて、これまで同計画を主導してきた李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)が後続の投資を中止し、これを台湾聚合化学品(USI)が肩代わりすることを決め、同社が台湾側の最大株主となる見通しとなった。13日付工商時報が報じた。
古雷半島での石化プラント計画で、台湾側7社は共同で旭騰投資(香港)を設立しているが、USIは同社の持ち株率を従来の30%から50%以上に高めることになる。また今後、USIの呉亦圭董事長が旭騰投資の董事長に就任する予定とされる。このほか旭騰投資の出資パートナーとして新たに中鼎工程(CTCI)グループが加わる一方で、従来主導的な立場にあった和桐化学(HT)が持ち株率を20%まで引き下げる。
今回の株主構成の調整については経済部投資審議委員会(投審会)に申請を行い、既に承認を得ている。
なお同プラント計画は既に環境影響評価手続きを完了しており、中国側の準備が整った後、今年末~来年年初に着工できる見通しだ。
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