ニュース 石油・化学 作成日:2016年9月13日_記事番号:T00066395
石化原料のエチレン、プロピレン、ブタジエンの価格が上昇していることを受けて、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は9月の1トン当たり供給価格を▽エチレン、60米ドル(上げ幅6.4%)▽プロピレン、約70米ドル(9.8%)▽ブタジエン、100米ドル以上(10.8%)──引き上げる見通しだ。台塑化は8月初めに年次保守に入った年産能力103万トンの第2ナフサ分解プラントを9月中旬に再稼働する計画で、プラント3基全てを稼働して利益を拡大すると予想されている。13日付経済日報が報じた。
業界関係者によると、台塑化第2ナフサ分解プラントに続いてアジアのその他石化メーカーも年次保守に入り、エチレン価格は現在1トン当たり1,190~1,200米ドルに上昇した。
また、JXエネルギーのプロピレン転換プラント(年産能力14万トン)での故障が先週伝えられ、中国の川下メーカーが原料獲得に走ったため、プロピレンのアジア市場のスポット価格は1トン当たり875米ドルへとここ数年の最高値を付けた。ブタジエンは米国の供給逼迫(ひっぱく)を受けて欧州産製品が米国に流れ、アジア市場のスポット価格が最近1トン当たり1,200米ドルと昨年7月以来の最高値となった。
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