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DNPと欣興電、香港で携帯向けPCB事業


ニュース 電子 作成日:2008年4月8日_記事番号:T00006643

DNPと欣興電、香港で携帯向けPCB事業

 
 大日本印刷(DNP)は8日、欣興電子(ユニマイクロン)との合弁で、携帯電話用プリント基板(PCB)の生産・販売の合弁会社、「UDアライアンス・テクノロジー」を6月下旬に香港に設置すると発表した。

 新会社の資本金は4,000万香港ドル(約5億1,000万円)で、出資比率は欣興66.5%に対し、DNP33.5%。PCBの生産は欣興の江蘇省昆山の工場で行う。

 香港での合弁会社設立は、携帯電話端末の製造が中国をはじめとしたアジア地域で行われているケースが多く、顧客により近い拠点で需要に迅速に対応するため。

 新会社で生産するPCBには、DNP独自のビルドアップ基板(絶縁層と配線層を積み上げて作成したPCB)製造技術であるB2it(ビー・スクエア・イット)が採用される。DNPによると、層間を電気的に接続するスルーホールがないため、部品を実装できる領域が広く、全層にわたって自由に接続位置を配置ができることから、設計の自由度が高いなどの特長を持っている。

 DNPは高機能、高密度のPCB技術として、B2it技術の世界標準化を進めている。欣興電子はB2it技術を取り入れることにより、高性能PCBの生産体制を強化し、量産によるコスト削減効果を高める方針だ。