経済部が13日発表した2016年中小企業白書によると、昨年の台湾全土の中小企業数は前年比2.29％増の138万3,981社で、過去最高となった。新設企業数は前年比4.43％増の９万8,320社で、このうち、卸売・小売業が最大で42.37％を占めた。経済部は、インターネットを通じて衣類や消費者向け電子製品販売を手掛けるビジネスが増えたと分析した。14日付工商時報が報じた。
産業界全体に中小企業が占める割合は97.69％で前年比0.08ポイント上昇した。中小企業の売上高は11兆8,031億台湾元（約38兆3,000億円）で前年比0.31％減、全体の30.36％を占めた。
中小企業の従業者数は前年比2.29％増の875万9,000人で、全体の78.22％を占めた。被雇用者数は642万4,000人、前年比1.49％増で、前年の増加率1.48％から0.01ポイント増にとどまった。経済部は、経済の先行き不透明感から、企業が雇用を控えていると指摘した。
