ニュース 石油・化学 作成日:2016年9月19日_記事番号:T00066446
三井化学は14日、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と折半出資で中国・浙江省寧波市に設立した合弁会社、台塑三井精密化学(FMAC)がリチウムイオン電池向け電解液の工場を稼働したと発表した。年産能力は1,500トン。18日付蘋果日報によると、来年末に第2期工場を稼働予定で、年産能力は5,000トンに引き上げられる見通しだ。
FMACの資本金は2,050万米ドル。証券会社の試算によると、第1期の年産額は1億人民元(約15億円)に上る。
FMACは、ノートパソコン、スマートフォン向けのほか、中国などで今後、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向け市場が拡大すると説明した。顧客は、比亜迪(BYD)、深圳市徳賽電池科技(Desayバッテリー)、新能源科技(アンペレックステクノロジー、ATL)などを想定している。
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は自動車分野で、傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)が自動車用ビニールレザーや銅箔(はく)、台塑鋰鉄材料科技(フォルモサ・リチウム・アイロン・オキシド)がリン酸鉄リチウム正極材料、南亜電路板(NYPCB)が車載用プリント基板(PCB)などを生産している。
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