ニュース 社会 作成日:2016年9月21日_記事番号:T00066514
熊本県の「くまモン」をはじめ、日本ではかわいらしいマスコットキャラクター、いわゆる「ゆるキャラ」を使った観光PRが定着したが、台湾でも近年、多くの地方自治体や企業が同様のマーケティング手法を導入しており、各地で続々とゆるキャラが誕生している。こうした中、高雄市でこのほど「ゆるキャラ台湾一」を決める投票イベントがスタートし、キャラクターたちが各地で「選挙活動」にいそしんでいる。
11日のイベントオープニング式典には色とりどりのゆるキャラたちが登場した(同イベントリリースより)
同イベントは地方自治体や公的機関のマスコットを対象とする「公務員部門」と民間企業のゆるキャラを対象とする「企業戦士部門」に分かれて12日~10月4日にフェイスブック(FB)を通じて投票を募る。FBアカウント1件につき、1日に各部門に1票を投じることが可能だ。
「公務員部門」には22のゆるキャラがエントリーしているが、21日現在、2017年に台北市で開催される夏季ユニバーシアードのマスコットキャラクターで、台湾黒熊(ツキノワグマ)をモチーフにした「熊讃ブラボー」が約1万5,000票を集めトップに立っており、2位はこちらも台湾黒熊をモチーフとする高雄市観光局の「高雄熊」が1万3,000票余りでブラボーとデッドヒートを繰り広げている。
さらに3位以下は、絶滅が危惧される「タイワンヤマネコ(石虎)」をかたどった苗栗県の「猫裏喵」(約1万票)、桃園市の桃のキャラクター「丫桃」とサルの「園哥」のコンビ(約9,000票)が続いている。現時点でこれらマスコットが5位以下を大きく引き離しており、台湾ゆるキャラの「ビッグ4」を形成しているようだ。
一方、「企業戦士部門」には10のゆるキャラがエントリー。現在の1位は高雄市の大型複合商業施設、義大世界(E-DAワールド)のマスコットでロバをモチーフにした「唐基(ドンキー)」とサイの「大義(Da-E)」が約1万票を集め、2位以下を5,000票以上引き離して独走している。ただ「台湾最強のゆるキャラ」との呼び声が高いセブン-イレブンのマスコットキャラクター「OPEN小将(オープンちゃん)」は同イベントに参加していない。
来月1日には、高雄市内で全マスコットが参加するパレードが開催される予定で、各キャラクターはここで「最後のお願い」に全力を挙げることになる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722