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粉飾決算のファイソン、修正財務報告を承認


ニュース 電子 作成日:2016年9月22日_記事番号:T00066516

粉飾決算のファイソン、修正財務報告を承認

 粉飾決算を指摘されたNAND型フラッシュメモリーのコントローラIC業者、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は21日臨時董事会を開き、金融監督管理委員会(金管会)の求めで修正した2009年から16年第2四半期までの決算報告書を承認した。既に会計士による監査が済んでおり、店頭株式市場に当たる証券櫃台買売中心(櫃買中心、TPEx)にも提出した。22日付工商時報が報じた。

 ファイソンは8月、粉飾決算の疑いで検察の捜査を受けた。実質的に経営を支配する曜成科技(旧聯東電子)、華威達科技、永馳集団(エバースピード)との取引が決算報告書に記載されていなかったためで、金管会は今月1日、子会社3社との取引を連結に含め、財務報告を再作成するよう要求していた。

 一方、ファイソンは今回の粉飾決算で問題となった3社のうち、エバースピードの全株式を9月末までに同社株主から取得することを決議した。これにより、エバースピードとその子会社はいずれもファイソンの全額出資子会社となる。