ニュース 社会 作成日:2016年9月23日_記事番号:T00066565
国立故宮博物院は、映画俳優のジャッキー・チェン(成龍)氏から寄贈された北京・円明園の「十二支獣首」像のレプリカを国立故宮博物院南部院区(故宮南院、嘉義県)の入り口ホールから撤去することを決めた。
十二支獣首像は清朝が造営した円明園の噴水に設置されていたもので、本物は列強進出時に持ち出された後、中国企業がオークションなどで買い戻しており、「中華復興」のシンボル的存在となっている。
問題のレプリカは、中国による台湾統一戦略の一環ではないかとする見方があったほか、そもそも本物ではない点などが批判を浴びてきた。
故宮博物院は、地元、芸術界、収集家などの意見を踏まえ、撤去を決めた。林正儀院長は「寄贈時に展示場所に関する要求はなかったほか、芸術品収集家から芸術的価値やオリジナリティーを欠くとの指摘があった。地元からは嘉義の特色を生かしてほしいとの声もあった」と撤去理由を説明した。
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