ニュース 政治 作成日:2016年9月29日_記事番号:T00066617
カナダ・モントリオールで27日に開幕した国際民間航空機関(ICAO)総会では、台湾代表団の出席が中国の圧力で認められなかった上、台湾メディアも取材から締め出された。28日付蘋果日報が伝えた。
現地台湾人30人近くが会場の外に集結し、航空安全の観点から台湾もICAOに参加すべきと主張した(27日=中央社)
台湾は総会出席が認められないことを承知で現地に交通部民用航空局(民航局)の何淑萍副局長が率いる代表団7人を派遣し、議場外での「場外外交」を積極的に展開。友好国との会談も組んだ。
台湾の龔中誠駐カナダ代表は「ICAOは世界人類の航空安全に関する国際組織であり、台湾の参加を拒むことは組織の専門性、信頼性、中立性に著しく影響する。台湾メディアまで拒絶されたのは、報道の自由という価値観にも反する」と批判した。
ICAOという政治とは切り離すべき国際組織で台湾の総会出席が認められなかったことをめぐっては、エルサルバドル、ソロモン諸島など友好国が中国の姿勢を批判したほか、主要国からも疑問を呈する声が相次いだ。
米国は「台湾が意義ある形でICAOに参加することを望む」との姿勢を表明。開催国カナダも「台湾の航空工業や国際航空交通ハブとしての地位を考えた場合、台湾の参加はICAO各方面の利益に合致する」と指摘した。日本も国際航空安全の発展という実務的な観点で、台湾が何らかの形でICAOに参加することを望む立場を取っている。
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