宏達国際電子（ＨＴＣ）は30日、バーチャルリアリティー（ＶＲ）コンテンツ配信サイト「Viveport」を全世界向けに開設した。ＶＲコンテンツの販売を通じ、同社のＶＲ製品「HTC Vive」の販促につなげる狙いがある。１日付経済日報が伝えた。
担当幹部によると、30カ国・地域以上のユーザーが利用できるという。ＨＴＣはＶｉｖｅの発売以来、ソフトウエア、ハードウエア、コンテンツ開発業者、ベンチャーキャピタルなどと連携し、アジア太平洋地域で産業連盟を結成するなど積極的な動きを見せている。
Ｖｉｖｅは今年４月に出荷を開始し、当初はオンライン販売が中心だったが、日本や台湾などで実店舗での販売も開始した。Ｖｉｖｅはこのほど、業界の優秀商品に贈られる「Ｔ３アワード」で「年間最優秀ハイテク商品」などの賞を受賞した。
