ニュース 金融 作成日:2016年10月11日_記事番号:T00066802
11日付蘋果日報によると、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が台湾のリテール業務部門売却を検討しており、シンガポール・DBS銀行および消費者金融部門の規模が比較的小さい台湾の銀行が買収に意欲を示しているとの観測が出ている。
内情に詳しい域内銀行の幹部は、2001年の米同時多発テロ事件発生以降、世界の金融機関ではテロ組織の資金源を絶つとの方針の下、マネーロンダリング(資金洗浄)防止などに対する要求が高まっており、一部銀行ではコスト増大に耐えかねて利益の薄いリテール部門を売却する傾向が強まっていると指摘している。
観測に対しANZは、現在アジア市場における個人金融、プライベート・バンキング業務について戦略的な評価を行っているが、最終的な決定は下されていないと説明。一方、DBS銀行は「ノーコメント」と回答した。
ただ、ある外資系銀行の主管は、台湾での事業規模が比較的小さいDBS銀行がANZのリテール業務部門を買収すれば台湾市場の開拓、事業規模の拡大に有利と指摘している。
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