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作成日：2008年4月10日_記事番号：T00006686
仏大手銀ナティクシス、台湾に拠点開設
フランスの大手銀行ナティクシスが台湾への拠点開設に向けた準備を進めているほか、投資銀行のクレディ・スイスが駐在員事務所を支店に格上げするなど、外資系銀行による台湾業務拡大の動きが相次いでいる。10日付工商時報が伝えた。
ナティクシスは、バンク・ポピュレール・グループと国民貯蓄中央金庫が2006年に合併して発足した新銀行で、総資産は400億ユーロに達する。台湾市場では長栄海運（エバーグリーン・マリン）や中国に進出した台湾企業向けの協調融資などに参加したことがある。
このほか、ロシアやドイツなどの外資系銀行も金融当局に台湾への拠点開設を申請しているという。
オランダＩＮＧ銀の梁敬思台湾地区総裁は、「中台間の金融市場が開放され、投資規制が緩和されると見込まれる中、中国に進出する台湾企業を香港からカバーする方式は調整が迫られている」と指摘した。
