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投資家ジム・ロジャース氏、台湾株を有望視


ニュース 金融 作成日:2008年4月10日_記事番号:T00006687

投資家ジム・ロジャース氏、台湾株を有望視

 
 かつてジョージ・ソロス氏のパートナーとしてクォンタム・ファンドの運営に当たった米国の著名投資家、ジム・ロジャース氏(65)は9日台北で行った講演で、台湾の株式、不動産、為替市場を有望視していると語り、台湾株への投資を増やすかどうかについては、「そのつもりだ」と答えた。10日付経済日報などが伝えた。

 ロジャース氏は1999年に中国株に初めて投資したが、台湾株に投資したのは数週間前に株価連動型ファンド(ETF)に投資したのが初めてだという。ロジャース氏は中国の不動産バブルを懸念しており、「30~50%の下落リスクがある」と指摘した上で、「不動産市場の先行きは台湾のほうが明るい」と述べた。

 ロジャース氏はアジア通として知られ、昨年には一家でシンガポールに移住した。台湾も候補として夫人の評価が高かったが、中台関係のリスクもあり、結局はシンガポールを選んだという。

 ロジャース氏は、「台湾を移住先に選ばなかったのは戦争ぼっ発への懸念のためだ。台湾海峡両岸は平和に向かっており、戦争の心配は消えた。台湾への移住を改めて考えても良い」とも述べた。