ニュース 電子 作成日:2016年10月14日_記事番号:T00066875
スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が13日発表した第3四半期純利益は69億6,000万台湾元(約230億円)で前期比88.61%増、前年同期比15.17%減だった。アップルの新型スマホ、iPhone7効果がうかがえる。14日付経済日報などが報じた。
ラーガンの第3四半期連結売上高は143億1,400万元で前期比42.52%増、前年同期比11%減だった。営業利益は前期比44.45%増、前年同期比12.78%増の83億6,400万元、粗利益率は前期比1.52ポイント上昇、前年同期比12.85ポイント上昇の67.95%と、いずれも過去最高だった。林恩平執行長は、粗利益率の低いボイスコイルモーター(VCM)の構成比が下がったためと説明した。
市場では、ラーガンはiPhone7プラスのデュアルレンズの9割以上を受注したとみられている。ラーガンは、スマホのデュアルレンズ搭載が増えていることでフル稼働となっている上、9月下旬の台風17号(アジア名・メーギー)横断で台湾工場の出荷が遅れており、第4四半期の業績が期待できそうだ。
ただ、ラーガンの新工場は建設工事で事故が発生したため、量産開始が従来予定の来年第2四半期より遅れる見通しだ。林執行長は、来年第3四半期末~第4四半期と見込んでおり、市場では来年のiPhone8生産への影響が懸念されている。
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