ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ウィンボンドのDRAM、自社開発3XナノでQ4量産へ


ニュース 電子 作成日:2016年10月17日_記事番号:T00066897

ウィンボンドのDRAM、自社開発3XナノでQ4量産へ

 半導体メモリー大手、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)の焦佑鈞董事長は15日、DRAMの3Xナノメートル製造プロセス技術の自社開発に成功したことを明らかにした。DRAMのナノプロセス技術開発は台湾メーカーで初めて。第4四半期に量産を開始する見通しだ。証券会社は、同社のDRAM製造プロセスの微細化は6年ぶりで、2018年に2Xナノプロセスの量産に入ると予測した。17日付工商時報が報じた。

/date/2016/10/17/01dram_2.jpg焦董事長は15日、汎用DRAM市場の変動は大きく、同社は特殊用途市場で安定成長を追求すると述べた(15日=中央社)

 同社は今年、特殊用途メモリーの市場シェアを拡大している。DRAM、NOR型/NAND型フラッシュメモリーでアップルやサムスン電子から受注を獲得した。

 サムスンの新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火・爆発問題による生産販売中止について、詹東義総経理は、サムスンの他機種や他のスマホ大手ブランドからも受注しているため、同社の業績に影響はないと説明した。

 ウィンボンドは、欧米、日本、韓国の自動車メーカー大手からDRAM受注を取得後、NOR型、NAND型フラッシュメモリーでも認証を取得している。第2四半期のカーエレクトロニクス、産業用コンピューター(IPC)向け売上高構成比は16%に達した。