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台化工場のボイラー操業仮処分、審理を延期


ニュース 石油・化学 作成日:2016年10月17日_記事番号:T00066905

台化工場のボイラー操業仮処分、審理を延期

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)彰化工場で操業延長が認められなかったボイラー3基のうち、コージェネレーション方式のボイラー(M17)の現状維持を求める仮処分申請で、台中高等行政法院は14日、2回目の審理で追加資料の提出を求め、審理を延期する決定を下した。15日付工商時報が伝えた。

/date/2016/10/17/06formosa_2.jpg台化の従業員約5,000人が15日、操業再開を求めて彰化県政府までデモ行進した(15日=中央社)

 台中高等行政法院はまた、台化彰化工場で同時に操業停止を迫られた5つのプラントへの影響に関する資料も提出するよう求めた。

 台化側弁護士は、1日当たり3,000万台湾元(約9,800万円)の営業損失が出るとして、裁判所に速やかな決定を求めたほか、台化側が今年6月、M17について、彰化県政府に操業の延長を申請したにもかかわらず、県側が「条件に変更があった」として、「変更」扱いで審査を進めたのは不当だと主張した。

 一方、台化の従業員は、県政府が問題のボイラー3基の操業延長を認めなかったことに抗議し、15日に県政府前で抗議活動を行った。また、18日の退勤時までに県政府が即時操業再開を認めなかった場合、従業員が台北市の総統府前で陳情活動を行うと表明した。