ニュース 商業・サービス 作成日:2016年10月17日_記事番号:T00066907
英不動産大手ナイトフランクの調査によると、台北市の国際観光ホテルの上半期稼働率は平均70%で、供給過剰を受けて前年同期比4ポイント低下した。陳水扁総統(当時)への銃撃事件で総統選の結果が極めて僅差となり、社会的混乱が広がった2004年以降で最も低い数値となった。15日付工商時報などが報じた。
不動産コンサルタント、瑞普萊坊(REProナイトフランク)の黄舒衛・市場研究部副総監によると、台北市の国際観光ホテルの稼働率は10~14年、中国人観光客の訪台増加に伴い75~78%の高水準で推移していた。ただ、15年下半期に台北万豪酒店(台北マリオット・ホテル)と台北六福万怡酒店(コートヤード・バイ・マリオット台北)、16年1月には台北美福大飯店(グランド・メイフル・ホテル台北)がオープン。これにより台北市の国際観光ホテルは28軒、客室数は855室増えて合計9,258室となり、平均客室料金は4,835台湾元(約1万5,800円)と、前年同期比1.1%下落した。台湾を訪れた外国人観光客は16年上半期、延べ543万2,000人で、前年同期比8.9%増えている。
黄副総監は、台北市の国際観光ホテルの稼働率は16年通年では68%前後と予測した。今後5年間では客室数が3,000室以上増え、業界にとって大きな試練となるとの見方だ。
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