ニュース 政治 作成日:2016年10月17日_記事番号:T00066918
洪秀柱国民党主席が中国の習近平国家主席(中国共産党総書記)と11月1日に北京で行う国共トップ会談について、洪主席が中国側の「一つの中国」の主張に同調するかのような発言をした場合、国民党の支持率に深刻な打撃が及ぶとの懸念が出ており、同党立法院党団(議員団)は14日、洪主席に対し、トップ会談で「1992年の共通認識(92共識)」に言及する際、「一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)」に明確を触れるよう求める決議を行った。同時に、訪中前に立法院党団に詳しい説明を行うことも求めた。
洪主席の国共トップ会談に対し行政院大陸委員会(陸委会)の邱垂正副主任委員は、会談で中台間の協定締結に話題が及ぶ場合、政府による権限授与が必要だとくぎを刺した(13日=中央社)
洪主席は昨年、一度は国民党の総統選公認候補に決まりその後降板させられたが、正式に選出される前の段階で「一中同表(中国と台湾が中国全体の一部であることを相互に表明する)」を主張。先月も国民党の新たな党政策綱領から「それぞれの解釈」の文言が除かれるなど、統一色の強さが台湾の民意と乖離(かいり)していると批判を受けている。
立法院党団の決議に対し洪主席は「トップ会談で『一中同表』を語ることはない」と約束。ただ、訪中前に党団への説明を求められたことに対しては「連戦氏、馬英九氏、朱立倫氏と、かつて国共トップ会談を行った歴代主席で事前に党団と相談した者はいなかった」と述べ、拒否する考えを示した。
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