ニュース 電子 作成日:2016年10月18日_記事番号:T00066924
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が中国安徽省の子会社、傑発科技(オートチップス)を6億米ドルで中国企業に売却する計画に対し、中国当局が売却価格が高過ぎると問題視しており、予定していた年内の手続き完了が難しい状況となっているもようだ。18日付経済日報が報じた。
オートチップスは車載情報通信システム(車載インフォテイメント、IVIシステム)向けチップを主に手掛けており、カーナビゲーション用デジタル地図で世界3位、中国最大手の北京四維図新科技(四維図新)に売却する計画だ。
四維図新によるオートチップス買収に対し、中国証券監督管理委員会(証監会)はこれまで2度にわたり、疑義を表明しており、現地では「価格を引き下げない限り売却案が成立しない可能性が高い」との見方が高まっている。計画が延期、破棄された場合、メディアテックが今年見込んでいた営業外収益は大幅に縮小することになる。
これに対しメディアテックは17日、同案は規定の計画通り進行中で、依然として年内に手続きを完了する可能性はあると説明した。
なお、オートチップスを売却した後、メディアテックは四維図新と、合弁会社の設立を含む戦略提携を締結する計画だ。
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