ニュース 電子 作成日:2016年10月18日_記事番号:T00066925
ファウンドリー業界でサムスン電子による10ナノメートル製造プロセスでの生産が遅れているとの観測が浮上する中、同社は17日、「10ナノプロセスは既に量産に入っており、来年明けには同プロセスで生産されたチップを搭載した製品が市場に投入される」との声明を発表した。クアルコムが来年の旗艦プロセッサー「スナップドラゴン830」の受注先を台湾積体電路製造(TSMC)に切り替えるとの観測を否定した格好だ。ただ、サムスンは搭載製品について具体的な言及は避けた。18日付経済日報が報じた。
サムスンの声明について市場では、10ナノチップ搭載製品は来年の発売が観測される自社ブランドのスマートフォン「ギャラクシーS8」との見方が出ている。また今回の声明についてアナリストは「顧客などの情報は公開しておらず、宣伝上の意義が大きい」と指摘した。
これに対しTSMCは「サムスンは強力な競争相手であり、軽視したことはない」とコメントした上で、「ただ、10ナノ、7ナノプロセスのいずれにおいても当社は相手をリードしている」と強調した。
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