台湾東洋薬品工業（ＴＴＹバイオファーム）系の新薬開発会社、智擎生技製薬（ファーマエンジン）はこのほど、すい臓がん新薬「オニバイド（安能得）」で欧州連合（ＥＵ）の販売許可を取得した。19日付工商時報が伝えた。
ファーマエンジンによると、ライセンス供与先の米メリマック・ファーマシューティカルズのパートナー、シャイアーがＥＵでオニバイドの販売許可を取得した。
オニバイドは昨年10月に米国で先行発売され、台湾でも今年、衛生福利部食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）の認可が下りた。今回のＥＵでの認可で欧州31カ国での販売が可能となる。韓国でも年内に認可を取得する見通しだ。
ファーマエンジンはこのほか、近くマイルストーン収入として2,500万米ドルを計上する予定で、収益に大きく貢献するとみられる。
