華碩電脳(ASUS)の自社ブランド製品の3月売上高は203億台湾元(約677億円)で、2月の206億元をやや下回る結果となった。同社は、主な市場である欧州のイースター(復活祭)が例年より早い3月23日だったことが原因と指摘している。10日付蘋果日報が報じた。
3月はマザーボードの需要が減少したが、ノートパソコン(ノートPC)と簡易パソコン、Eee PCには影響がなかったという。第1四半期の自社ブランド売上高は630億元で、粗利益率は15%以上とみられる。
第1四半期の各製品の出荷状況は、▽マザーボード、600万枚以上▽ノートPC、120万~130万台▽Eee PC、70万台──だった。第2四半期は、▽マザーボード、540万~600万枚(前期比5%減)▽ノートPC、132万~143万台(10%増)▽Eee PC、126万台(80%以上増)▽売上高、10%増──を予測している。
分社した受託製造の和碩聯合科技と永碩聯合国際の3月の合計売上高は、前月比18%増の331億7,700万元で、第1四半期は975億元だった。第1四半期の出荷状況は、▽マザーボード、699万枚▽ノートPC、210万~220万台で、第2四半期は、▽マザーボード、3,500万~4,000万枚▽ノートPC、1,000万台▽売上高、5,500億元──を予測している。