ニュース 金融 作成日:2016年10月19日_記事番号:T00066960
金融監督管理委員会(金管会)保険局は、銀行が販売する貯蓄性が高い保険商品が生命保険会社の流動性リスクを高めることを警戒し、保険商品の責任準備金利率を引き下げるなどの措置を講じる方針だ。今月末にも決定し、来年以降販売する保険商品に適用する。19日付工商時報が報じた。
金管会はまず、責任準備金利率を台湾元建て保険商品で0.5ポイント、米ドル建て保険商品で0.25ポイント引き下げる。これにより、保険料が10~20%上昇する見通しだ。
また、銀行経由の保険販売に支払う手数料、報奨金、営業コストが保険料の付加保険料部分を上回ってはならないとし、高額手数料による販促を封じる。さらに、貯蓄性が高い保険商品については、利率を0.75~1.25%に引き下げるよう指導する。
李満治保険局長は「近年銀行の資金が生保会社に大量に流入しているが、今後金利が上昇すれば、保険契約者が繰り上げ解約し、生保会社の流動性リスクを招きかねない。逆に長期にわたり金利が上昇しない場合でも、高利率の保証で生保会社の償還能力に問題が生じかねない」と説明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722